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RNA編集酵素の抑制蛋白質が発癌を促進する

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2020-07-07 | コメント

RNA配列のアデニン(A)をイノシン(I)に書き換えるRNA編集酵素を阻害する蛋白質の発癌作用が判明しました。

主にDAP3はRNA編集酵素・ADAR2のデアミナーゼ領域に手を出し、ADAR2が目当てのRNA転写産物に着手するのを妨害してRNAが編集されないようにします。

DAP3に編集が抑制される代表的な蛋白質PDZD7は編集によって停止コドンがトリプトファン指定コドンに置き換わりますが、DAP3が編集を妨害して生じる未編集PDZD7は編集済みPDZD7に比べて腫瘍増殖をより助長し、腫瘍により多く蓄積して腫瘍形成に加担しました。

次の課題として、DAP3とADAR蛋白質の相互作用を邪魔して癌進展を食い止める方法を研究者は調べる予定です。

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