三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

LMNA変異に伴う拡張型心筋症がスタチン・ロバスタチンで改善しうる

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2020-08-02 | コメント

核膜蛋白質・ラミンAとCの遺伝子LMNAの変異と拡張型心筋症(DCM)の関連に機械的刺激への対応に携わる転写因子・KLF2(Kruppel-like factor 2)発現低下が寄与しており、LMNA関連DCM患者にKLF2発現亢進剤lovastatin(ロバスタチン)を投与したところ内皮障害が改善しました。

また、DCM患者から作った心筋細胞を内皮細胞とlovastatinと共に培養したところ心筋細胞機能が改善しました。

LMNAと関連するDCMの発症には内皮細胞と心筋細胞のやり取りの不良が寄与しているらしく、lovastatin等のスタチンは効果的な治療法となりうると著者は言っています。

幾つかのスタチンのうちlovastatinはKLF2発現を最も亢進しました。それゆえ今回の研究ではlovastatinが使われました。

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