AstraZenecaのCOVID-19ワクチンPh3有効性90%は怪我の功名〜間違いのおかげ
Free!AstraZeneca(アストラゼネカ)の2回投与の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン
初回低用量は第3相試験の1つ・COV002試験の被験者に投与されました。ブラジルでのもう1つの第3相試験COV003と同様に英国でのその試験も目当ての用量が2回投与される計画となっていました。
しかし疲労、頭痛、腕痛などの有害事象が予想より軽度だったことを訝しんだ研究者が確認したところ半量を目当ての用量と勘違いしていたことが判明しました。
仕方がないので1か月後過ぎてからの2回目は目当ての高用量が投与され、その結果、AstraZenecaの米国事業リーダーRuud Dobber氏も驚いたことにCOV002とCOV003の一括解析の有効性70%や目当ての用量2回投与の有効性62%を上回る90%の有効性をもたらしました。
最初に低用量を投与した方が有効な理由の把握には更なる調査が必要とPangalos氏やDobber氏は言っています。
SVB Leerinkの著名アナリストGeoffrey Porges氏はAstraZenecaのPh3結果報告のありようを批判しており、初回に低用量が投与された一握りの被験者の結果をより高い有効性の裏付けと仄めかすのは信用をそこねるだけだ(only brings discredit to the program)と言っています。
- ・ 開発 > 臨床試験 > 第3相/ピボタル試験
- First on CNBC: CNBC Transcript: Dr. Ruud Dobber, President of AstraZeneca US and EVP of BioPharmaceuticals, speaks with CNBC’s “Squawk Box” Today / CNBC
- AstraZeneca probes 'mistake' behind 90% COVID-19 vaccine efficacy / FierceBiotech
- Decades of work, and half a dose of fortune, drove Oxford vaccine success / Reuters
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