Pfizerのコロナ薬パキロビッドよりも強力なメインプロテアーゼ阻害剤ができた
 ・ 研究リーダーMichael Lin氏のTwitter投稿に関して追記しました。同氏はboceprevirがSARS-CoV-2のMproを阻害することをその開発会社Merck & Coに律儀に知らせましたが、Merck & CoはCOVID-19用にboceprevirを仕立てることをせず、代わりにどうやらPfizerがそれをし、ついにはPaxlovidを手に入れたとLin氏は記しています。
再発膠芽腫のCAR-T治療効果が3試験で認められた
 ・ 関連ニュースを追加しました。
Geronの骨髄異形成症候群(MDS)薬imetelstatをFDA招集専門家一堂が支持
 ・ imetelstatのテロメラーゼ阻害効果について短く追記しました。

血小板減少を伴う血栓症を受けて米国がJ&JのCOVID-19ワクチンの使用を停止

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2021-04-14 | コメント

アデノウイルスが下地のJohnson & Johnson(J&J)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンJNJ-78436735が4月12日までに680万人超に接種されている米国でその接種後の6人に血栓症の一種・脳静脈洞血栓症(CVST)が血小板減少を伴って認められ、同国での接種が停止されています。

CVSTが生じた6人はすべて女性で年齢は18-48歳です。症状は接種後6-13日に発生しました。

血栓症の治療にはたいてい抗凝固薬ヘパリンが使われますが、J&Jのワクチン接種者に認められているような血小板減少を伴う血栓症にはヘパリンはむしろ危険かもしれず、違う治療が必要なようです。

J&Jは大事を取り、欧州へのワクチン提供を遅らせると発表しています。

今回の事態を受けてJ&Jの株価は2%ほど下落し、mRNAワクチンを売るModernaやBiontech社の株価は上昇しました。

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