大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

化学療法中の癌患者へのPfizerのCOVID-19ワクチン追加(3回目)接種は有益らしい

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2021-10-03 | コメント

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)へのワクチンはとてつもなく有効ですが、それらの無作為化試験に免疫不全患者は参加できていません。

化学療法剤などの免疫抑制治療中の癌患者53人へのPfizer/BioNTechのSARS-CoV-2ワクチンBNT162b2の免疫反応を調べたところ幸いにも殆どに抗体、B細胞、T細胞反応が認められましたがその程度は癌ではない50人への同ワクチンの免疫反応をだいぶ下回りました。

そこで癌患者20人に3回目のBNT162b2を接種したところT細胞反応の改善は認められませんでしたが大半(16人)のSARS-CoV-2阻止抗体(中和抗体)反応は3倍(中央値)上昇しました。

有害事象は軽度であり、化学療法中の癌患者への3回目BNT162b2接種は抗体反応を改善して有益であろうと著者は言っています。

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