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アミロイド前駆蛋白質(APP)はWntペプチドに結合して神経発達を調節する

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2021-12-16 | コメント

アミロイド前駆蛋白質(APP)が分解されて生じるAβとアルツハイマー病の関連は古くから知られていますが、脳でのAPPの正常な機能はいまいち謎のままです。

Paris Brain InstituteのBassem Hassan氏やその他の研究者のここ10年ほどの取り組みでAPPがWnt伝達、シナプス機能、神経新生に携わる複合体の一部を担うことが分かっています。

そのHassan氏のチームの新たな研究でヒトのAPPやショウジョウバエのAPP相同タンパク質APPLが2つのWntペプチド・Wnt3aやWnt5aに結合して増減することが明らかになりました。

Wnt3aはAPPをより安定化して長持ちさせ、Wnt5aは逆に分解を促します。

APPを欠く培養マウス神経は軸索がより盛んで樹状突起が貧弱という異常な発達を示し、Wnt結合に必要なAPP領域を有する神経の発達はWnt3aとWnt5aの量の比を変えることで操ることができました。

もしヒトでも同じならWnt伝達は神経変性疾患の要因の一つかもしれないとBassem氏は言っています。

今回の成果はアルツハイマー病研究に一石を投じうるものであり、APPそのものの働きにどうやら目を向けるべきことを示唆しており、Aβは通説ほど重要ではないのかもしれないとグラスゴー大学のChristina Elliott氏は言っています。

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