三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

産後うつ病へのSage/Biogen社のGaba-A調節経口薬zuranoloneのPh3試験成功

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2022-06-02 | コメント

産後うつ病(PPD)女性へのSage Therapeutics社とBiogen社の経口のGaba-A調節薬zuranolone(ズラノロン)50 mg/日投与の第3相試験(SKYLARK)でプラセボを上回る効果が認められました。

同剤投与15日時点までのHAMD-17点数がプラセボ群より有意に4点多く減少しました。

同剤は大うつ病の治療としてすでに米国FDAに段階的承認申請されており、その申請は来月末までに完了する見込みです。

同剤によるPPD治療は来年早くに米国FDAに承認申請されます。

米国の出産女性の8人に1人ほど、数にして毎年およそ50万人の米国女性がPPDを患うと推定されています。しかし診断に至るのは30%ほどのみで残り7割は未診断のままのようです。

Sage社は経口薬zuranoloneの登場でPPD診断が増えることを望んでいます。

Sage社は別のPPD薬ZULRESSO (brexanolone) のFDA承認をすでに手にしていますが、同剤は60時間(2日半)もの点滴が必要です。

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