Conatus Novartisとの提携NASH薬のPh2b試験3つが全滅〜処し方の検討開始
 ・ 関連ニュースを追加しました。
Merck & CoがKen Frazier氏の後任CEO探しを始めているとBloombergが報道
 ・ Frazier氏の任期の勘違いを訂正しました(去年12月→今年2019年12月)。
世界の酒量は増え続ける〜飲酒の害を減らす目標は達成できそうにない
 ・ 参考文献の1つが間違っていたのを訂正しました(Atezolizumab plus bevacizumab .... →Global alcohol exposure ....)
コメント一覧

[記事]血液中プリオンタンパク吸着樹脂・L13とL13Aのスクレイピー感染予防効果がハムスターにおいて確認された〜クロイツフェルトヤコブ病感染血からのプリオン除去への応用が期待される」へのコメント

  • このページの後半に、上記トピックの本文を掲載しています。
  • 投稿者名をクリックすると、その方が今までに投稿されたコメントを一覧表示します。

新しくコメントする

「vCVDの現状」

コメントする

プリオンを吸着する樹脂を使用することで、プリオンタンパク質に関連した感染性を白血球除去血液から除去できることが動物実験で確認されました。

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=17064

これまでに世界で200例のvCVD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の臨床例が報告されています。大部分は英国で認められており(164例)、他にフランスで21例、アイルランドで4例、アメリカで3例、オランダで2例、カナダ、日本、サウジアラビア、ポルトガル、スペイン、イタリアでそれぞれ1例が報告されています(1)。

英国でのvCJDの発現例は低下しており、現在およそ70例の臨床例が存在すると推定されています(2)。

しかしながら、へんとう腺と虫垂(盲腸)サンプルのレトロスペクティブ検査において12,674サンプル中3サンプルで異常プリオンが検出されており(3)、数学モデルによると英国には最低でも3000人の感染例が存在する可能性があると推定されています(2)。

もしこのモデルが正しいとすると、これらの感染例の93%は長期間の無症状感染(不顕性感染)を発現しうる可能性があります。

今回ハムスターにおいてプリオンに関連した感染性を除去することが確認された樹脂カラムは、クロイツフェルトヤコブ病の不顕性感染者等の血液からの感染性除去に将来的には使用できるかもしれません。

現在、UK and Irish Blood Servicesは、L13とL13Aのような樹脂を用いた血液フィルターの安全性・有効性を評価する試験の実施を検討しています(4)。

いずれにしても、血液製剤には様々なリスクを伴うことから、このようなフィルターが臨床応用されようがされまいが血液製剤の使用は本当に必要なときのみにとどめるべきでしょう。


(1)University of Edinburgh. UK Creutzfeldt Jakob Disease Surveillance Unit. July 3, 2006:
http://www.cjd.ed.ac.uk

(2)Clarke P, Ghani AC. Projections of the future course of the primary vCJD epidemic in the UK: inclusion of subclinical infection and the possibility of wider genetic susceptibility. J R Soc Interface 2005; 2: 19-31.
[PubMed]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=pubmed&cmd=Retrieve&dopt=AbstractPlus&list_uids=16849160&query_hl=4&itool=pubmed_docsum
[全文] http://www.journals.royalsoc.ac.uk/media/56we0cgvmh5rnwc2wmf0/contributions/x/y/t/q/xytq8l51e5ejycgk.pdf

(3)Hilton DA, Ghani AC, Conyers L, et al. Prevalence of lymphoreticular prion protein accumulation in UK tissue samples. J Pathol 2004; 203: 733-739.
http://www.thelancet.com/journals/lancet/medline/record/MDLN.15221931

(4)Prion reduction filters. The Lancet, Current Issue, Volume 368, Number 9554, 23 December 2006
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673606698723/fulltext

コメントする

2006-12-24 - 感染性海綿状脳症(TSE)は輸血を介して感染する可能性があります。献血された血液(献血血液)から原因となる物質を選択的に吸着することは、輸血を介したTSE感染リスクを減らす上で最良の方法かもしれません。
会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。

リンク