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Johnson & Johnson社 進行した心不全患者を対象にしたnesiritide(NATRECOR)の臨床試験で有効性を示せず

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2007-03-27 | コメント

2007年3月25日、Johnson & Johnson社傘下のScios社は、外来治療を受けている進行した慢性非代償性心不全(CDHF)患者を対象にした第2相試験(FUSION II試験)の結果、存在意義が疑問視されている心不全治療薬・nesiritide(NATRECOR)の有効性を確認できなかった発表しました。

試験の結果、死亡または心臓・腎臓に関連した入院のリスクを低下させるというプライマリーエンドポイントを達成できませんでした。

具体的には、死亡または心臓・腎臓に関連した入院の治療12週間時点での発現率は標準的な治療だけの場合には36.8%、標準的な治療にnesiritideを追加投与した場合には36.7%でした。

これまでの試験において、Natrecor使用により腎臓機能の悪化や死亡リスクの上昇が示唆されています。今回の試験では、Natrecor投与で腎臓毒性が上昇することを示すエビデンスは認められませんでした。

この試験の結果はAmerican College of Cardiologyの年次総会で発表されました。

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