Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告

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2025-03-08 | コメント

Akeso社のPD-1とVEGFの両取り抗体ivonescimab(イボネスシマブ)の非小細胞肺癌(NSCLC)治療がMerck & Coの抗PD-1薬抗PD-1薬Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab)に勝った中国でのPh3試験HARMONi-2結果が論文報告されました。

先立つ治療がまだのPD-L1発現(TPS >1%)局所進行/転移性NSCLCのivonescimab治療の無増悪生存(PFS)がKeytrudaを上回りました。PFS中央値はそれぞれ11か月と6か月でした。

全生存(OS)の比較の決着は付いておらず持ち越しとなっています。

Summit社は米国、カナダ、欧州、日本などでのivonescimabの権利を有し、NSCLC相手の同剤のPh3試験2つ・HARMONiとHARMONi-3を始めています。

HARMONiはTagrisso(osimertinib)などの第3世代EGFR阻害剤治療の甲斐なく悪化した扁平上皮NSCLC患者へのivonescimabと化学療法の併用と化学療法単独の比較試験です。同試験の被験者組み入れは去年10月に完了しており、結果一通りが間もなく今年中頃に判明します。

HARMONi-3は転移性扁平上皮NSCLC初治療でのivonescimabと化学療法の併用とKeytrudaと化学療法の併用の比較試験です。

また、先立つ治療がまだの転移性NSCLCのivonescimab単独治療のPh3試験HARMONi-7の米国での段取りが始まっています

ivonescimabはPD-1阻害による抗癌免疫作用とVEGF阻害による血管新生抑制作用を併せ持ちます。

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