人を病気にしうる動物は人が住めるようにした土地でより栄える
Free!人は地球上の住めそうな土地の半分以上を開拓して急増する人口にあてがってきました。
森林、草原、砂漠などが都市、居住地、農地に変わることで多くの生物は減るか消滅しますが、逆に繁栄する生物もいます。
痛手を被るのはサイやダチョウなどの食べ物や住まいが凝っていて比較的大きく、寡勢で、より長生きする動物です。
ネズミやムクドリ等の小さく大勢ですばしこくて短命でこだわりが少ない動物は逆により繁栄します。
Nature誌掲載の新たな研究によると、そういった繁栄する動物は滅びる動物に比べて病原体を宿していることが随分多く、ゆえに人が住めるように自然を変えれば動物から人に乗り移りうる病原体による感染症はより広まりやすくなります。
農地や都市は今後数十年は恐らく拡大し続けます。様変わりした土地では有害な病原体を宿しうる動物とより遭遇しやすくなるであろうから病気の発生により注意して手当てする必要があると著者は言っています。

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Zoonotic host diversity increases in human-dominated ecosystems. Nature. August 5 2020
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