心不全患者に対するβブロッカーの投与は安全である
Free!1996年から2002年のMedlineデータベースを検索して同定した9つの心不全を対象にした臨床試験(患者数およそ15,000人)を解析した結果、βブロッカーは心不全患者の死亡率を有意に低下させ、治療中止につながるような副作用をおこすことも少ないとわかりました。
2004年7月のArch Intern Med誌に発表された研究成果です。
めまい、心拍数低下、低血圧などを引き起こすため、心不全患者にβブロッカーの使用をためらる医師がいます。しかし今回の結果から、βブロッカーは心不全患者の命を救う薬剤であり、適切な患者に対しては使用すべきと考えられました。
- Beta Blockers Safe for Heart-Failure Patients / HealthDay
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