Arcus/Gileadのアデノシン受容体遮断薬込み大腸癌治療の生存がregorafenibに勝利
 ・ 関連ニュースを追加しました。
耐性菌阻止のみならず耐性を破りさえする化合物を作製
 ・ 日本語としておかしかったタイトルを修正しました。
より初期の転移性乳癌患者の無増悪生存が第一三共/AZ社のEnhertuで5か月延長
 ・ エンハーツの乳癌承認用途について短く追記しました。また、第一三共のニュースのリンクを追加しました。

Adeza社 早産予防薬・Gestivaに対してアメリカFDAから承認見込みが通知された

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2006-10-24 | コメント

2006年10月23日、Adeza社は、早産の既往がある女性の早産予防薬として承認申請したGestiva(持続型のプロゲステロン注射剤)に対してアメリカFDAから承認見込みが通知されたと発表しました。

追加の動物実験が完了し、その他のコンディションをクリアすればGestivaは承認される予定です。

また、FDAの承認見込み通知には市販後に必要な臨床試験の概要が記載されていました。その概要は、2006年8月の諮問委員会での推奨に沿ったものになっています。

現時点で、FDAが承認した早産予防薬はありません。しかしBristol-Myers Squibb社が2000年に販売を中止するまで、プロゲステロン注射剤は早産以外の治療薬としてアメリカで50年間使用されていました。

March of Dimesによると、およそ12%の赤ちゃんが早産で生まれてきます。March of Dimesは、販売後にGestivaが綿密にモニターされるのであれば承認を支持すると言っています。

2003年6月のNEJM誌に発表された臨床試験結果から、天然のプロゲステロン・17 alpha-hydroxyprogesterone(17P)は早産の既往を有する女性の早産を予防することが確認されています。また、17Pを使用すると重大な合併症の発現が有意に低下することが確認されています。

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