GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

便のDNA変異検査は潜血検査よりも結腸直腸がんの検出感度が高い。しかし高い費用を正当化するほど優れたものではない。

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2004-12-28 | コメント

4404人を対象にした試験から、便のDNA変異で結腸直腸がんの有無を診断する方法・PreGen-Plus(EXACT Sciences社)は便潜血で診断する方法・Hemoccultに比べて結腸直腸がんの検出率が4倍高いという結果となりました。


2004年12月23日のNEJM誌に発表された研究成果です。

被験者はDNAテスト、便潜血テスト、結腸鏡検査をうけて、結腸鏡検査で結腸直腸がんと診断された患者をDNAテスト、便潜血テストで同定できた割合を比較しました。

試験の結果、結腸鏡検査で31人が結腸直腸がんと診断され、DNAテストではそのうち51.6%(15/31)、便潜血では12.9%(4/31)を結腸直腸がんと診断できました。

便潜血よりはよい結果なのですが、費用が高い(400〜800ドル)ことと、診断が不確定すぎることから、結腸直腸がんの診断にDNAテストは勧められないと専門家は主張しています。

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