GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

【NEJM】2005年8月11日Original Articleのサマリー

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2005-08-11 | コメント

2005年8月11日のNEJM誌のORIGINAL ARTICLE4報のサマリーです。


One Year of Alendronate after One Year of Parathyroid Hormone (184) for Osteoporosis



副甲状腺ホルモン(1-84)治療によって骨ミネラル密度を上昇させた後に、上昇した骨ミネラル密度を維持させるために、再吸収阻害治療が必要かどうかは不明であった。今回、副甲状腺ホルモン療法後にアレンドロネートを使用すると、骨密度上昇が維持またはさらに上昇するという結果となった。



Daily and Cyclic Parathyroid Hormone in Women Receiving Alendronate



アレンドロネートを1年以上服用している骨粗しょう症女性126人を(1)アレンドロネートのみを継続服用、(2)アレンドロネートに加えて副甲状腺ホルモンを毎日使用、(3)アレンドロネートに副甲状腺ホルモンを3ヶ月周期で投与する3群に分け、それぞれの治療法を15ヶ月間継続した。副甲状腺ホルモンを3ヵ月周期で投与する方法は、副甲状腺ホルモンを投与中には骨形成が促進され、未治療期間には骨形成が低下した。副甲状腺ホルモンを毎日投与した群と3ヶ月周期で投与した場合の両方で骨吸収は促進したが、毎日投与した方が進行的に促進していった。



Developmental Outcomes after Early or Delayed Insertion of Tympanostomy Tubes



3歳時点で中耳の持続的な滲出液が認められた小児に鼓膜切除によるチューブ挿入をした場合と、更に最大9ヶ月間様子をみて滲出液が持続するようであれば鼓膜切除によるチューブ挿入をした場合の転帰を調査。試験の結果6歳時点での発達の転帰に差はなかった。



Rocky Mountain Spotted Fever from an Unexpected Tick Vector in Arizona



アリゾナ東部の田舎でロッキー山発疹熱が流行し、16人が感染、2人が死亡した。患者の家庭でイヌダニが確認され、ダニからロッキー山紅斑熱リケッチアが検出された。このダニがロッキー山発疹熱を媒介したと考えられた。

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