前糖尿病状態への成りやすさに影響を与える遺伝子変異が見つかった
Free!HERITAGE Family Studyに参加した非糖尿病の白人98家族、非糖尿病の黒人90家族、合計441人に有酸素運動を20週間続けてもらい、各被験者間でのインスリン感受性改善度の差と相関する遺伝子領域をゲノム全域で調べたところ、黒人においては、インスリン感受性改善度の差は第19染色体と強く相関していることが明らかとなりました。
2005年6月のDiabetologia誌に発表された研究成果です。
この結果から、第19染色体には、前糖尿病状態への成りやすさに影響を与える遺伝子変異が存在すると考えられました。
第19染色体のほかに、白人では、運動によるインスリン感受性改善の被験者間の差と第6、第7染色体に弱い相関が認められました。
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