タモキシフェンは子宮内膜癌のリスクを上昇させる
Free!乳癌診断後に子宮内膜癌をおこした女性813人と乳癌診断後に子宮内膜癌をおこさなかった女性1067人の治療履歴を比較したところ、タモキシフェン治療をうけている乳癌女性は相でない女性に比べて子宮内膜癌に2.4倍なりやすいという結果となりました。
2005年3月2日のJ Natl Cancer Inst誌に発表された研究成果です。
タモキシフェンの投与期間がながくなるにつれて子宮内膜癌の発現リスクも上昇しました。また、タモキシフェン治療中止から5年間は子宮内膜癌のリスク上昇が継続すると示唆されました。
この結果から、治療中はもちろんのこと、治療後少なくとも5年間は子宮内膜癌の有無を検討する必要があると考えられました。
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