胎児期に高用量の水銀に暴露すると神経伝達速度が遅くなる
Free!水銀摂取量が多いフェロー諸島において、胎児期に高用量のメチル水銀の暴露をうけた児童878人を対象にした14年間の調査から「大量のメチル水銀の暴露をうけると、その悪影響は持続し、神経の伝達速度を遅くする」とわかりました。
2004年2月のJ Pediatr誌に発表された研究成果です。
この研究が開始された当時フェロー諸島の胎児の水銀暴露量はアメリカの5-10倍もありました。その量は年々低下してきています。水銀に汚染された魚、特に鯨を食べることが原因とされています。
神経伝達速度の遅れは記憶、言語、注意、運動などに影響を与えます。
- Mercury Tied to Irreversible Brain Damage / HealthDay
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