自分の体内で移植に必要な新しい骨が作れるようになるかもしれない
Free!長骨は、セロテープのような骨膜という薄い膜で包まれています。骨膜の外側は固くて繊維質になっており、内側は骨髄細胞のように多分化能を持つ細胞で覆われています。この細胞は様々な骨格組織に分化することができます。
バンダービルト大学のV. Prasad Shastri等は、骨膜に穴を開けて骨膜の下に食塩水を流し込み、一定の大きさの空洞を作った後に液体を取り除き、そこに骨の成長を促進するカルシウムを含んだゲルを流し込むことで新しい骨を作ることに成功しました。
新たな骨の形成に成長因子は必要ではありませんでした。
今後この方法により、骨移植に必要な新しい骨を患者自身の体内で作れるのでは中と期待されています。
研究成果は近日中にPNAS誌に発表される予定です。
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