三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

手足口病ウイルスに対抗するフラボノイド化合物プルニンを同定

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2019-11-03 | コメント

手足口病の主因の一つであり、死に至ることもある重度の神経合併症を引き起こすヒトエンテロウイルスA71 (HEVA71)に対抗するフラボノイド化合物・プルニン(Prunin)が見つかりました。

フラボノイド化合物502種のスクリーニングから同定されたプルニンはHEVA71のRNAゲノムの5′非翻訳領域(5′UTR)内のウイルス蛋白質合成促進部位IRESを抑制し、HEVA71の蛋白質合成を確実に阻害します。

また、プリニンはHEVA71感染マウスの症状を緩和して死を防ぎました。

HEVA71はプルニンを何回か被ると抵抗性変異を備えますが、そのような耐性変異は別の抗ウイルス薬・リバビリンで防げるようです。

著者はプルニンとリバビリン併用によるHEVA71感染治療を調べていく必要があると言っています。

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