GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

PTC/Novartisのハンチントン病薬のPh2試験のmHTT下げ幅の傾向が心配

Free!
2025-05-06 | コメント

去年の12月にNovartisがPTC Therapeutics社に10億ドルも払って権利を手にしたハンチントン病薬votoplam(ボトプラン、PTC518)のPh2試験PIVOT-HDでの血中や脳脊髄液(CSF)の変異ハンチンチン(mHTT)の下げ幅が心配なことに縮小しているようです。

去年6月の発表でのvotoplam高用量12人の12か月時点の血中とCSFのmHTT低下率はどちらも43%でした。

今回新たに発表された高用量群のステージ2と3の患者(それぞれ25人と29人)のCSFの12か月時点mHTT低下率はそれぞれ26%と22%でした。また、12か月時点血中mHTT低下率も去年6月の発表に比べて若干見劣りし、ステージ2と3の患者でそれぞれ39%と36%でした。

それに去年6月の発表ではmHTTの血中とCSFはどちらも用量が多いほど下がっていて用量依存的でしたが、今回の発表での低用量と高用量のCSFのmHTT低下の差は僅かになっています。PTC社は血中のmHTT低下が用量依存的であったと説明しており、CSFのmHTTがどうだったかは記していません。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。