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Aphton社 膵臓癌患者対象の臨床試験でInsegia+Gemzarの生存期間延長効果を確認できず

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2005-02-16 | コメント

2005年2月15日、Aphton社は膵臓癌患者394人を対象にしたInsegia(G17DT)+Gemzar(Gemcitabine)の第3相試験でプライマリーエンドポイントを達成できなかったと発表しました。


しかし、Insegia+Gemzar使用患者の70%にInsegiaのターゲットであるガストリン(gastrin)に対する抗体作成が確認され、これらの患者では化学療法剤単剤投与群または抗体ができなかった患者に比べて生存期間が延長していました。

Insegia使用患者では治療4週間以内に14人が死亡しました。一方化学療法剤では僅かに1人でした。14人は薬剤のせいではなく症状悪化で死亡したと判定されていますが、それにしても多い死者数です。

Aphton社は膵癌の単剤治療薬として既にカナダ、オーストラリア、スイスにInsegiaを承認申請しています。USに承認申請するかどうかは未定です。

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