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CXCR4はグリオーマの治療ターゲットとして有望

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2006-01-14 | コメント

多形性膠芽腫(Glioblastoma multiforme)は非常に侵襲的な腫瘍で、予後はよくありません。


このたび、Vanderbilt Universityの研究者等によって、「グリーマの侵襲的な細胞では、細胞表面ケモカイン受容体・CXCR4が高発現している」ことが突き止められました。CXCR4は、mRNAとしてもタンパク質としても高発現していました。

非侵襲的な細胞での発現に比べて、侵襲的な細胞ではCXCR4の発現が25-89倍高くなっていました。

また、in vitroにおいて、CXCR4を中和すると悪性グリア細胞の侵襲能力が低下しました。さらに、グリオーマ細胞はCXCL12を分泌し、その濃度勾配に沿って侵襲することが確認されました。

以上の結果から、侵襲性のグリオーマにおいて、CXCR4は治療ターゲットとして有望と考えられました。

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