原発腫瘍からエクソソームに運ばれて脳転移を促す蛋白質CEMIPを同定
Free!原発腫瘍から放たれた細胞外小胞体(exosome、エクソソーム)に包んで運ばれて脳の内皮細胞や脳定住免疫細胞・マイクログリア細胞に取り込まれて脳転移を促す蛋白質CEMIPが見つかりました。
脳の内皮細胞やマイクログリア細胞はCEMIPを含んで変化し、転移との関連が示されている炎症性サイトカインをより作るようになります。
乳癌や肺癌の患者300人超から採取した腫瘍を調べたところ、脳転移を伴う原発腫瘍は転移がない原発腫瘍や骨やその他への転移を伴う原発腫瘍に比べてCEMIPを多く含んでいました。
また、原発腫瘍でCEMIPが多く作られているとより早く脳転移し、脳転移巣のCEMIP生成が多いことと生存期間が短いことが関連しました。
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