GlaxoSmithKline社のTRIZIVIRは、SUSTIVAと2種類または3種類のNRTI併用療法に劣る
Free!2004年4月28日、Bristol-Myers Squibb社は「HIV感染の初期治療において、3種類のヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NRTI)で構成されるGlaxoSmithKline社のTRIZIVIR (abacavir sulfate, lamivudine and zidovudine) は、非ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤・SUSTIVAと2種類または3種類のNRTIで構成されるHIV感染治療法に劣る」という研究成果が2004年4月29日のNEJM誌に発表されたことを明らかにしました。
試験開始時のHIV-1 RNA レベルは71,434 copies/mLでした。観察期間中央値32週間時点で、TRIZIVIR投与群の21%が治療失敗(virologic failure)となりました。一方、治療薬にSUSTIVAを含む群ではそのおよそ半分の11%でした。また治療失敗までの期間もTRIZIVIRで有意に短くなっていました。
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