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PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

BMSはお気に召さなかったPh2段階線維症薬のPromedior社をRocheがお買い上げ

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2019-11-16 | コメント

Bristol-Myers Squibb(ブリストル・マイヤーズ スクイブ、BMS)社が買い取り権利を行使せずじまいだった特発性肺線維症(IPF)薬開発会社Promedior社はRoche(ロシュ)にとって掘り出し物だったらしく、ひとまず3億9000万ドル(USD 390 million)を払って同社を買い取ります。

Promedior社はIPF薬PRM-151の第3相試験計画について米国FDAと合意に至り、今年中に第3相試験を始めると今年1月に発表しています。ただし今年もあと1か月ちょっとですがPh3試験はまだ始まっていないようです。

PRM-151は生来の蛋白質・ペントラキシン2の人工品であり、マクロファージ分極化因子(macrophage polarization factor)として働いて線維化を予防または解消します。

BMS社は2015年にPromedior社の買い取り権利を得ましたが、その権利は行使されませんでした。

買い取り権利が行使に至らないことはたいてい終わりを意味しますが、PromediorはそうではなくRocheに招かれる魅力を保っていたようです。

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