Tecadenosonの第3相試験予定患者数獲得
Free!2002年7月25日、カリフォルニア州Palo Altoに本社をおくバイオベンチャー・CV Therapeutics社(CVTX)は、頻脈(paroxysmal supraventricular tachycardia、PSVT)患者を対象にしたtecadenoson(CVT-510)の第3相試験で、予定した患者数の獲得を完了したと発表しました(2002年7月25日プレスリリース)。今年中に試験を終了してデータ解析まで完了させる予定です。
PSVTは、洞房結節(AV node)という領域を源として発せられる心臓を収縮させる電気信号の頻度が高くなってしまった場合におきる病気です。
この電気信号の頻度を疎らにする物質にアデノシンというものが知られています。アデノシンは、洞房結節にある1型アデノシン受容体に作用して電気信号の頻度を正常化します。したがってこのアデノシンを使えば頻脈は改善しそうです。しかしながら、アデノシンには1型アデノシン受容体に加えて2型アデノシン受容体にも作用して低血圧を引き起こすという副作用があるため積極的には使用できませんでした。
Tecadenosonは1型アデノシン受容体にだけ作用し、心臓を収縮させる電気信号の頻度を正常化します。したがってアデノシンのように低血圧を引き起こす心配なく頻脈を改善できると期待されています。
第3相試験の結果が出ましたらお知らせします。
△Tecadenoson
http://198.139.224.108/prod_atrial.html
△CV Therapeutics
http://www.cvt.com/
△2002年7月25日プレスリリース
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=CVTX&script=410&layout=-6&item_id=319397
△CVTX
http://finance.yahoo.com/q?s=cvtx&d=v1
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