葉酸の取りすぎは乳癌での死亡率を上昇させる
Free!妊婦の葉酸補給に関する1960年代の試験に参加した妊婦2928人を追跡調査したところ、葉酸を使用しなかった女性に比べて高用量(5mg/日)を服用していた女性は死亡リスクが高く、特に乳癌で死亡するリスクが2倍高いという結果となりました。
2004年12月11日のBMJ誌に発表された研究成果です。
胎児の神経管欠損を防ぐために葉酸を妊娠中に服用することが一般的となっていますが、摂りすぎはよくないようです。イギリス政府は葉酸は0.4mg/日を受精前から摂取し始め、妊娠12週までその量の葉酸を摂取することを勧めています。
- Folic acid supplements linked to breast cancer risk in prelim data / NutraIngredients
- Folic acid link to breast cancer / BBC
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