海馬のCA3出力はパターン補完による記憶想起や新たな環境において速やかに記憶を取得する時に必要
- 2008-01-25 - マサチューセッツ工科大学の利根川進氏のチームが新たに開発した神経操作技術・DICE-K(Doxycycline-Inhibited Circuit Exocytosis-Knock down)法を海馬のCA3錐体細胞に適応することにより、海馬のCA3を介さない単シナプス経路〔内嗅皮質(3層)→CA1→内嗅皮質(5層)〕は馴染みのある環境におけるゆっくりな漸次的学習をサポートし、海馬の別の経路・トリシナプス経路〔内嗅皮質(2層)→歯状回→CA3→CA1→内嗅皮質(5層)〕のCA3出力は新たな環境において速やかに記憶を取得する時やパターン補完による記憶想起(pattern completion-based memory recall)に必要と分かりました。 (2 段落, 422 文字)
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