欧州の移民に増えたジフテリア感染の大部分は診断されにくい皮膚病変型
Free!2022年の夏から欧州の移民受付所でジフテリア感染(Corynebacterium diphtheriae infection)がいつになく増えています。
その年の11月までの欧州11か国でのジフテリア感染患者362人を調べたところ出身国からその診断国に来て間もないのがほとんど(96%;348/362人)で、出身国が分かっている266人の8割方(83%;222/266人)はアフガニスタンかシリアの出身でした。また、感染者の経由国は28あり、ほとんどは西バルカンの国を経由していました。
感染者の大部分(77.5%;268/362人)は全身感染に至り難くて概ね軽症とされる皮膚ジフテリアで、診断に至らないことが多く、それゆえ西バルカンの国はジフテリア増加に気づけなかったのかもしれません。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
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