GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

Adolor社 3つ目のAlvimopan第3相安全性検証試験結果も良好

Free!
2003-10-26 | コメント

2003年10月22日Adolor Corporation社は、腹式子宮摘出術を受けた患者519人が参加したEntereg(alvimopan)の3つ目の第3相試験(14CL306)結果を発表し、術後腸閉塞におけるEnteregの安全性が確認されたことを明らかにしました。


Entereg使用患者のうち93%が試験を完遂しました。一方プラセボでは92%でした。有害事象による試験中断はEntereg群で4%、プラセボ群で5%でした。

Adolor社は術後腸閉塞の適応を得るために4つの臨床試験を計画しており、今回の試験は3つ目の臨床試験です。残りの一つの臨床試験・14CL308は2003年第4四半期の前半に終了する予定です。したがって、2004年の前半の後半にはFDAに承認申請できる予定です。

術後腸閉塞は手術時に必ずおこる症状で、特に痛み止めとしてオピオイドを使用すると腸が閉塞した時間が長くなります。腸が閉塞した時間が長くなると入院日数も長くなり、費用がかさみます。alvimopanはオピオイドが腸に作用するのを防ぎ、術後の入院日数を短縮する効果があります。第2相試験では、alvimopanは術後の入院日数を1日短縮できるという結果が得られています。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。