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夜間勤務で乳癌リスクが上昇するのはメラトニン不足が原因

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2006-06-21 | コメント

夜間勤務女性に乳癌が多いのはメラトニンレベルに起因することを示唆する研究成果が発表されています。

夜間に、ヒト乳癌移植ラットに強度の違う人工の光を照射すると、光の強度に相関してメラトニンレベルが低下し、乳癌増殖が亢進しました。

また、メラトニンが欠乏した状態の昼間の女性の血液や夜間に人工の光を浴びた後の女性の血液を移植乳癌に環流させると、乳癌の増殖が亢進しました。

逆に、メラトニンが豊富な夜間の女性の血液を環流すると、移植乳癌の増殖が抑制されました。

これらの結果から、夜間の光暴露に応じた腫瘍増殖亢進作用は光の強度依存的であり、日周に基づく夜間のメラトニンは乳癌増殖を抑制すると考えられました。

今回の実験結果は、夜間勤務で乳癌のリスクが上昇することの生物学的な根拠の一つといえそうです。

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