GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

【JAMA】2006年3月22/29日のJAMAのOriginal Contributionsです

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2006-03-22 | コメント

2006年3月22/29日のJAMAのOriginal Contributionsです。


Spectrum of Mutations in BRCA1, BRCA2, CHEK2, and TP53 in Families at High Risk of Breast Cancer

JAMA 2006;295 1379-1388

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1379?etoc



乳癌または卵巣癌のリスクが高い家系において、BRCA1とBRCA2遺伝子の変異テストが治療の一部となってる。しかし、BRCA1とBRCA2遺伝子に病的な変異を持っていても変異なしと判断されている場合がある。また、BRCA1とBRCA2以外の乳癌遺伝子が評価されることは殆どない。



市販のBRCA1とBRCA2の遺伝子テストでは陰性と判断された乳癌または卵巣癌患者が4人以上いるアメリカの300家系を対象にした調査の結果、乳癌の重度の家族歴があり、BRCA1とBRCA2の遺伝子テストで陰性と判定された乳癌女性の12%はこれらの遺伝子の何れか1つに欠損または重複を有する見込みがあるとわかった。また、これらの女性のおよそ5%はCHEK2またはTP53に変異を有する見込みがあると考えられた。これらの変異を同定できる効果的な方法を高リスクな女性に対して提供しなければならない。



Remissions in Maternal Depression and Child Psychopathology: A STAR*D-Child Report

JAMA 2006;295 1389-1398

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1389?etoc



母親のうつが改善すると、母親自身とその子供の両方によい影響が出る。一方母親がうつのままだと、その子供の病気の割合が増える。この結果から、プライマリーケアや精神科クリニックで、うつ病の母親を積極的に治療することは重要と考えられた。



Physical Exertion, Exercise, and Sudden Cardiac Death in Women

JAMA 2006;295 1399-1403

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1399?etoc



プロスペクティブ調査の結果、女性において、激しい運動時の突然心臓死は非常に稀であると示唆された。定期的な運動は激しい運動時の突然心臓死のリスクを最小限に抑制すると考えられる。また、定期的な運動は突然心臓死全体のリスクを低下させると考えられる。



Incidence and Prognostic Implications of Stable Angina Pectoris Among Women and Men

JAMA 2006;295 1404-1411

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1404?etoc



男性と同じぐらい女性にも安定狭心症が頻発していた。もっと言うと、一般の女性に比べて、女性の安定狭心症は冠動脈関連の死亡率上昇と関連していた。また、安定狭心症の女性のうち、簡単に同定できる臨床サブグループでは、男性と同じぐらい予後アウトカムの絶対比は高値であった。



Association of Physical Activity and Body Mass Index With Novel and Traditional Cardiovascular Biomarkers in Women

JAMA 2006;295 1412-1419

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1412?etoc



高BMIは、運動不足よりも有害な心血管バイオマーカーレベルとより強力に相関した。しかしながら、BMIカテゴリー内で、身体活動は、運動不足よりも、良好な心血管バイオマーカーレベルと全般的に関連した。



Sex Differences in Platelet Reactivity and Response to Low-Dose Aspirin Therapy

JAMA 2006;295 1420-1427

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/295/12/1420?etoc



低用量アスピリン治療に対する血小板反応性の性差。

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