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AstraZeneca社 Cambridge Antibody Technology(CAT) Groupを5億6700万ポンド(10億7000万ドル)で買収

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2006-05-16 | コメント

2006年5月15日、AstraZeneca社は、Cambridge Antibody Technology(CAT) Groupを5億6700万ポンド(10億7000万ドル)で買収することで合意したと発表しました。

AstraZeneca社はCAT社を一株あたり1,320ペンス(25.02ドル)で購入する予定です。この値段は、金曜日の終値のCAT社の67%のプレミアに相当します。この株価での買収が成立した場合のCAT社の時価総額は7億200万ポンド(13億3000万ドル)となります。AstraZeneca社はCAT社の株式を既に19.2%保有しています。

CAT社は、Abbott社のブロックバスターリウマチ治療薬・Humiraの開発をサポートしました。この買収により、AstraZeneca社はHumiraのロイヤリティーやその他のCAT社製品のロイヤリティーを得ることが出来ます。

また、CAT社が保有しているパイプラインも引き継ぐことが出来ます。例えば、第2相試験中の抗癌剤候補化合物・CAT-3888、第1相試験中の喘息治療薬候補・CAT-354等をCAT社は保有しています。

果たしてCAT社が5億6700万ポンドもの価値があるのか?Collins StewartのNavid Malik氏は、CAT社のパイプラインを考慮すると「払いすぎ」と判断しています。野村のアナリスト・Paul Diggle氏も「CAT社のパイプライン化合物にAstraZeneca社の短期のパイプラインギャップを埋める製品は存在しない」と言っており、買収が好ましいとは考えていません。

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