Pfizer社 高血圧患者を対象にしたノルバスク(Norvasc) vs βブロッカーの臨床試験(ASCOT)結果を発表
Free!2005年3月8日、Pfizer社は高血圧患者およそ2万人を対象にしたカルシウムチャンネルブロッカー・Norvasc (amlodipine besylate) vs βブロッカー・atenololの臨床試験(ASCOT)結果がAmerican College of Cardiologyの年次総会で発表されたことを明らかにしました。
解析の結果、Norvascをベースとした治療法は循環器疾患による死亡と全ての要因による死亡をそれぞれ25%、15%抑制しました。また、心臓発作と脳卒中の発現率も有意に少ないという結果となりました。
Norvascの投与群では、必要であればCV TherapeuticsとSolvay Pharmaceuticals社が販売しているACE阻害剤・Aceon(perindopril)とCardura XL (doxazosin GITS) の追加投与が許可されていました。atenololの投与群では、利尿薬またはCardura XLの追加投与が許可されていました。
Norvascをベースとした治療法はβブロッカーをベースにした治療法に比べて明らかに優れており、Norvascをベースにした治療法に今すぐ切り替えるべきであると研究者等は主張しています。
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