毛包の隆起部の幹細胞は皮膚損傷の治癒に寄与している
Free!毛包の隆起部の幹細胞は、表皮の恒常性には関与していないが、皮膚損傷の治癒に寄与していると分かりました。
皮膚を損傷させると、損傷部の周辺の毛包から幹細胞が損傷部に放射状に移動してきて傷の治癒に関与しました。
興味深いことに、新たに形成された表皮細胞から数週間以内に幹細胞は消失してしまいました。このことから、隆起部の幹細胞は表皮の損傷に急速に反応し、急性の損傷治癒の役割を担う短期生存“一過性増幅”細胞を形成すると考えられました。
- Hair follicle stem cells contribute to wound healing / EurekAlert
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