様々な癌に共通の遺伝子発現モジュールまたはあるタイプの癌に特有の遺伝子発現モジュール
Free!癌細胞における遺伝子発現に関する文献26報を解析したところ、様々な癌に共通の遺伝子発現モジュールまたはあるタイプの癌に特有の遺伝子発現モジュールなどが存在することが明らかとなりました。
2004年9月26日のNat Genet誌に発表された研究成果です。
26報の文献では合計22種類の癌で14,000種類の遺伝子が解析されました。
同定されたモジュールのうち、あるモジュールは特定の癌種のみに適応されました。例えば、急性リンパ性白血病では成長抑制に関する遺伝子発現モジュールの発現が有意に低下していました。
一方、癌種間で共通するモジュールも存在しました。例えば、骨芽細胞におけるモジュールは他の癌種でも活性化していました。このことは、共通のメカニズムが原発癌の増殖と骨転移癌の増殖を支配していることを示唆しています。
- Cancer Gene Map Spans 22 Types of Tumors / Genome News Network
2020-03-02|癌全般
+ 高用量ビタミンCで免疫チェックポイント阻害剤の抗癌効果を増強しうる
2020-02-23|癌全般
+ PD-1阻害剤はオピオイド・モルヒネの鎮痛作用を妨げうる
2020-02-17|癌全般
+ マンノース受容体活性化剤は腫瘍取り巻きマクロファージを腫瘍攻撃型にする
2020-02-16|癌全般
+ 性交渉を含む付き合いが10人以上とあった人が癌をより被っていた
2020-02-14|癌全般
+ 抗PD-L1/CTLA-4ナノボディ発現細菌の腫瘍投与でマウス全身の癌を駆除できた
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。