若年性の冠動脈疾患を引き起こす遺伝子変異が同定された
Free!代謝症候群と骨粗鬆症を伴う常染色体優性の若年性冠動脈疾患を有するイラン人家系の調査から、若年性冠動脈疾患を引き起こすミスセンス遺伝子変異が同定されました。その遺伝子をLRP6(LDL receptor-related protein 6)といいます。
LRP6はWntシグナル伝達経路における共受容体です。
実験の結果、今回同定された変異は、Wntシグナル伝達を障害すると分かりました。
この結果から、Wntシグナル伝達における単一遺伝子の障害は冠動脈疾患や複数の心血管リスク要因にリンクしていると分かりました。
- Single Genetic Defect Causes Early Heart Disease / Press Release
2020-03-31|冠動脈疾患
+ 安定冠疾患をすぐに外科治療しても心血管一大事は減らず〜但し体調は若干改善
2019-09-30|冠動脈疾患
+ 後の心血管一大事と関連する冠動脈の脂肪過剰巣を近赤外分光法で検出しうる
2019-09-30|冠動脈疾患
+ 左冠動脈主幹部狭窄のXIENCEステントの5年間転帰はCABGと引き続き変わらず
2019-09-03|冠動脈疾患
+ 左主冠動脈病変以外の多枝病変のCABG治療の生存はPCIに勝る/SYNTAX試験解析
2019-06-20|冠動脈疾患
+ 安定狭心症患者の非侵襲性MRI検査は転帰の犠牲なく血行再建の出番を減らしうる
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。