Psoralenとultraviolet Aの併用療法を受けている乾癬患者で皮膚がんが多い理由
Free!Psoralenとultraviolet Aの併用療法(PUVA)を受けている乾癬患者は皮膚がんのリスクが高くなります。しかしその原因はわかっていませんでした。
PUVA治療歴があり皮膚がんの既往がある乾癬患者16人(Aグループ)、PUVA治療歴はあるが皮膚がんの既往はない乾癬患者35人(Bグループ)、PUVA治療歴も皮膚がんの既往も無いコントロール30人(Cグループ)を調べたところ、Aグループ、Bグループ、CグループでHPVがそれぞれ73%、69%、36%見つかりました(A + B vs C, P =.009)。
この結果から、PUVA療法を受けている患者に皮膚癌が多い理由の一つは、HPV感染にあると考えられました。
2004年3月のArch Dermatol誌に発表された研究成果です。
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