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ファン・ウソク(Hwang Woo-Suk)が詐欺、着服、倫理違反で起訴された

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2006-05-14 | コメント

世界中にショックを与える不祥事を起こした韓国の幹細胞研究者・Hwang Woo-Suk氏が、詐欺、研究資金の着服、生物研究の倫理の違反により、韓国の検察に起訴されました。

韓国の検察によると、Woo-Suk氏を初めとして、彼の研究チームの5人が起訴されました。

以下、Woo-Suk氏の“偽”研究の経緯と起訴までの歴史をまとめました。

2004年2月:クローン胚(卵細胞に体細胞の核を移植して発生させた胚)から幹細胞を得ることに成功したと発表(2004年2月20日BioToday)。

2005年5月:1型糖尿病、脊髄損傷、遺伝性免疫不全症の男女計11人の皮膚細胞の核を、核を抜いた未受精卵に移して胚盤胞まで発生させ、胚性幹細胞を取り出すことに成功したと発表(2005年5月20日BioToday)。

2005年11月:彼の研究員から卵子を使ったことに対して謝罪

2005年12月15日:同僚が、幹細胞研究は捏造であると表明。

2005年12月23日:学術委員会が2005年5月の研究報告は捏造であると断定。

2006年1月10日:学術委員会が2004年2月の研究も捏造であると断定。

2006年3月20日:ファン教授がソウル大学から解雇される(2006年2月13日BioToday)。

2006年5月12日:ファン教授が詐欺と着服で韓国の検察に起訴される。

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