三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

キメラ転写因子TCF3-HLFの白血病はヒストンアセチル化酵素EP300阻害に弱い

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2019-11-26 | コメント

急性リンパ性白血病(ALL)と関連する異常なキメラ転写因子TCF3-HLFは白血病細胞の500もの調節因子に結合し、100を超える他の蛋白質を従えて数百もの遺伝子を不正に活性化することが示されました。

2つの染色体の融合によってしばしば生じるTCF3-HLFはたとえばMYCエンハンサーに結合し、白血病進展に不可欠なMYCを後ろ盾とする形質転換を促します。

また、TCF3-HLFは遺伝子活性化補助因子p300 (EP300/ヒストンアセチル化酵素) を動員し、それゆえEP300阻害が泣き所となることが判明し、EP300阻害剤A-485は白血病治療効果を有することがマウス実験で確認されています。

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