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Avanir社 AstraZeneca社とNovartis社との研究提携を解消

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2007-03-30 | コメント

2007年3月29日、Avanir Pharmaceuticals社は、AstraZeneca社とNovartis社との研究提携を終結したと発表しました。また、この2つの研究提携に関連した収益の損失の穴埋めと運営費の圧縮策としてリストラを計画していると発表しました。

Avanir社は、炎症性サイトカイン・macrophage migration inhibitory factor (MIF) をターゲットにした炎症性疾患治療低分子化合物の開発でNovartis社と提携していました(2005年4月30日BioToday)。

今回の提携解消により、リード化合物・AVP-28225を含むMIFプログラムの全ての研究開発活動をNovartis社が引き継ぎます。ただし、今後のMIFプログラムの進展に伴ってAvanir社は達成報奨金を受け取ることができます。

AstraZeneca社とは、コレステロール逆転送(RCT)増強剤の開発でAvanir社は提携していました(2005年7月12日BioToday)。

しかしこのたび、AstraZeneca社とAvanir社はこの提携を解消することで合意しました。リード化合物はAstraZeneca社からAvanir社に返還されます。また、関連する権利はAvanir社に返還されるか、Avanir社が使用可能な状態になる予定です。

上記の提携解消に伴い、今年後半にサンディエゴの研究施設から退去して研究開発やサポートリソースをヘッドクオーターに移転するとAvanir社は発表しました。

これらの業務圧縮やその他の経費削減により年間経費を2000万ドルに削減できるとAvanir社は見込んでいます。

また、FazaCloや幾つかの研究中化合物を含むAvanir社の資産に関心を示している企業がおり、それらの企業と協議中であることをAvanir社は明らかにしました。

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