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ロピニロールはパーキンソン病の進行遅延効果あり

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2003-07-24 | コメント

「ロピニロールは、L-Dopa製剤に比べて被殻(putamen)での18F-dopa取り込み量低下率を低く抑えることができる」というパーキンソン病患者162人を対象とした2年間の試験結果が2003年7月のAnn Neurol誌に発表されています。

試験開始2年後のロピニロール服用患者の被殻での18F-dopa取り込み量低下率は13.4%であり、L-Dopaでは20.3%でした。この結果からロピニロールにはパーキンソン病の進行遅延効果があると推測されました。

しかしながらUPDRSパート3のスコアから、パーキンソン病の運動機能改善効果はL-Dopaの方が有意に優れていました。

Slower progression of Parkinson's disease with ropinirole versus levodopa: The REAL-PET study. Ann Neurol. 2003 Jul;54(1):93-101.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=12838524&dopt=Abstract

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