XPDとcyclin D1遺伝子の両方が変異すると肺癌のリスクが高くなる
Free!肺ガン患者173人と健常人184人の遺伝子を比較したところ「肺ガン患者にXPDとcyclin D1の遺伝子変異が多い」という結果となりました。研究成果が、ピッツバーグ大学の研究者・Marjorie Romkes等によって2003年のAmerican Association for Cancer Research年次総会で発表されました。
特にXPDとcyclin D1遺伝子変異を持ち、かつ喫煙者である場合にはさらに肺ガンになりやすいという結果となっています。
XPDは遺伝子損傷を防ぐ作用があります。cyclin D1は細胞分割をコントロールする作用があります。
Gene mutations may raise lung cancer risk
http://www.usatoday.com/news/health/2003-07-13-lung-cancer-usat_x.htm
2020-04-04|肺癌
+ 気管内投与ナノ粒子ペプチドの尿中移行成分解析でマウスの肺腺癌を正確に検出
2020-02-25|肺癌
+ EGFR三重変異に承認白血病薬2つが有効〜EGFRを消し去る化合物も同定
2020-02-03|肺癌
+ 欧州での無作為化試験NELSONでもCT検診と肺癌死亡率低下が関連
2020-01-24|肺癌
+ ゴルジ関連酵素PI4KIIIβが1q増幅癌を支えている〜その阻害剤が増殖や転移を抑制
2019-10-08|肺癌
+ 電子タバコのニコチン蒸気でマウスが肺癌を発現〜膀胱癌も生じ易くしうる
2020-02-23|喫煙
+ 禁煙薬バレニクリンの心血管/神経精神入院リスクはニコチン補充治療より低い
2019-12-06|喫煙
+ 米国の高校生の3人に1人が電子タバコを含むタバコ使用者
2019-12-03|喫煙
+ 喫煙の死亡リスクの高さを強調する所要時間1分の説得で禁煙率が改善
2019-11-05|喫煙
+ 糖尿病薬ピオグリタゾンがニコチン離脱症状を緩和〜禁煙に役立ちそう
2019-08-21|喫煙
+ ヘビースモーカーの禁煙後の心血管疾患リスク完全正常化は長年を要する
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。