抗癌剤・グリベックはAIDSに関連したカポシ肉腫に効果がある
Free!platelet-derived growth factor (PDGF)やc-kit受容体の活性化はAIDSに関連したカポシ肉腫の原因の一つと考えられてきました。
化学療法または抗レトロウイルス治療にも関わらず皮膚カポシ肉腫が悪化した患者10人を対象にした4週間の試験で、PDGF/c-kit阻害剤・グリベック(imatinib)はAIDSに関連したカポシ肉腫の臨床症状と病変を改善する作用があるという結果となりました。
2004年11月のJ Clin Oncol誌に発表された研究成果です。
この結果から、PDGF/c-kit阻害剤はAIDSに関連したカポシ肉腫の治療薬として有望と考えられました。
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