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PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
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英国政府が脱毛症治療ロボット開発に助成金を提供

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2006-10-24 | コメント

英国政府はIntercytex社の脱毛症治療用ロボット開発に185万ポンド(約4億円)の助成金を提供することを決定しました。

Intercytex社は首の後部から採取した毛包細胞を増殖させ、移植する脱毛症治療法を開発中です。今回、政府助成金の対象となったのは、移植前の毛包細胞増殖過程の自動化システムです。

この自動化システムが完成すれば、商業規模での毛包細胞生産が可能になると同社は期待しています。

この治療法の手順は次の通りです。まず、約30分の麻酔下手術によって首の後部から毛包細胞を採取します。その後、3週間ほどかけて毛包細胞を培養して数千にまで増殖させます。続いて、毛髪を育てたい場所に増殖した毛包細胞を皮下注入します。移植された毛包細胞から毛髪が再生すれば、治療は成功となります。

もっとも一般的な脱毛症は男性型脱毛症で、男性ホルモン・ジヒドロテストステロンが引き金となって起こります。ジヒドロテストロンの影響で毛包が縮小し、毛髪が細くなり、最終的に抜け落ちてしまいます。

Intercytex社によると、男性型脱毛症では、首の後部はホルモンの影響を受けません。このIntercytex社の脱毛症治療の臨床試験において、男性型脱毛症の男性7人中5人で毛髪再生が認められました。現在、新たに20人を対象にした第2相試験が進められています。

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