Lillyのκオピオイド受容体遮断薬LY2444296でアルコール依存ラットの酒量が減少
 ・ 3段落目の誤記を訂正しました(断酒9時間後→断酒8時間後)
三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。

DOR BioPharma社 orBecの承認申請がアメリカFDAに受理された

Free!
2006-11-22 | コメント

2006年11月21日、DOR BioPharma社は、orBec(経口ベクロメタゾン、oral beclomethasone dipropionate)の承認申請がアメリカFDAに受理されたと発表しました。

orBecは胃腸移植片対宿主病(gastrointestinal Graft-versus-Host disease、GI GVHD)の治療薬として承認申請されました。

2007年7月21日までに承認審査結果が通知される見込みです。

GI GVHDは同種造血幹細胞の移植で生じる生命を脅かす合併症です。

orBecは、高力価の局所活性コルチコステロイド・ジプロピオン酸ベクロメタゾン(BDP)を含む2つの錠剤システムです。1つの錠剤はBDPを消化管の近位で放出し、もう1つは消化管の遠位でBDPを放出します。

プレドニゾンなどの全身性免疫抑制剤は現在の標準的な消化管GVHDの治療薬となっていますが、これらの薬剤では感染や衰弱による死亡が非常に高率で認められます。

orBecは下部と上部消化管のGVHDに選択的に作用するので全身性の免疫抑制副作用が起き難くなっています。

この記事のカテゴリ
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。