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Medicines社 急性冠症候群を対象にしたAngiomax (bivalirudin) vs ヘパリンの第2/3相試験(ACUITY)の結果を発表

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2006-03-14 | コメント

2006年3月12日、Medicines Company社は、急性冠症候群を対象にしたAngiomax (bivalirudin) vs ヘパリンの第2/3相試験(ACUITY)の結果がAmerican College of Cardiology Scientific Sessionで発表されたことを明らかにしました。


試験の結果、Angiomaxの単剤投与(Arm C)は、ヘパリンとGP IIb/IIIa阻害剤の併用(Arm A)に比べて臨床転帰エンドポイント(死亡、心筋梗塞、血管再開通、重大な出血)が優れていると分かりました。ヘパリンとGP IIb/IIIa阻害剤の併用に比べてAngiomaxの単剤投与の方が重大な出血の割合が少なくなっていました。予め設定した虚血イベントに関する非劣性エンドポイントもクリアしました。

また、AngiomaxとGP IIb/IIIa阻害剤の併用(Arm B)とArm Aコントロール群との非劣性も確認されました。ヘパリンとGP IIb/IIIa阻害剤の併用に比べて、AngiomaxとGP IIb/IIIa阻害剤の併用は虚血・出血合併症の発現を上昇させることなく安全に使用できると分かりました。ただし、AngiomaxにGP IIb/IIIaを併用して虚血イベントの更なる発現低下は見込めないと考えられました。

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