鎮痛剤・イブプロフェン(Ibuprofen)を服用している人はパーキンソン病に35%なりにくい
Free!約15万人(146,948人)を対象にした平均8.5年間の追跡調査で、鎮痛剤・イブプロフェン(Ibuprofen)を服用している人はパーキンソン病に35%なりにくいという結果が得られました。
イブプロフェンの投与量に相関してパーキンソン病のリスクは低下しました。例えばイブプロフェンを毎日服用している人はイブプロフェンを定期的に服用していない人に比べてパーキンソン病に38%なりにくいという結果となっています。
イブプロフェンがパーキンソン病を防ぐメカニズムは不明です。アスピリン、他のNSAID、アセトアミノフェンにパーキンソン病のリスクを下げる作用はありませんでした。
Harvard School of Public HealthのHonglei Chen等が第57回American Academy of Neurolog年次総会で発表した研究成果です。
- Ibuprofen may lower risk of Parkinson's disease / EurekAlert
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