ミトコンドリア酵素DHODHの阻害剤がフェロトーシスを介した抗癌作用を有する
Free!腫瘍抑制の一翼を担う細胞死・フェロトーシスをミトコンドリア酵素・ジヒドロオロト酸脱水素酵素(DHODH)が阻止する仕組みが明らかになり、DHODH阻害剤
ミトコンドリアでのエネルギー生成の副産物・活性酸素種(ROS)はミトコンドリア膜の脂質を酸化し、フェロトーシスを誘発しうる過酸化脂質(脂質過酸化物)を生み出します。
ミトコンドリア酵素DHODHはユビキノンをユビキノールに変えて過酸化脂質を抑えてフェロトーシスを阻止することが今回の研究で判明しました。
DHODHはミトコンドリアの別のフェロトーシス阻止抗酸化蛋白質GPX4を補う働きがあるらしく、GPX4発現が乏しい細胞でDHODHが欠損すると過酸化脂質が蓄積してフェロトーシスが発動しました。一方、GPX4が多く発現している細胞はDHODHが欠けてもフェロトーシスを封じました。
DHODH阻害剤
しかしフェロトーシス誘発剤
該当するデータが見つかりませんでした。
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